「ビリー・ジョエル、自由への半マイル」です。
皆さん、今日は、いかが過ごされたでしょうか?
人生いろいろありますが、私は、こだわりが激しい分、どうしても、やる事なす事、完璧を求め、細かくなってしまいます。
もう少しルーズな方が、生きて行くのは楽なのに、と思いますが、仕方ない。終生の性質なんだと思います。
今の今まで、知らなかったのですが、ユダヤ人だったのですね。
ボクシンググローブから、イタリア人かと、ずっと思っていました。
まず、中学になってからなんですが、自分が買った非アニメの初LPが「ストレンジャー」です。
そのアルバム題名曲「ストレンジャー」そして「ムーヴィン・アウト」が、当時スターウオーズのテーマと交互に、AMラジオでよく流れていたと思います。
正直このアルバムは、捨て曲が無いと思います。
中学生が、最初に買ったLPとしては、良すぎる選択です。今聞いても、飽きることが無いですね。
今、youtubeで確認したんですが「最初が肝心get it right first time」を思い出しました。いい曲です。
ピアノ、ベースのリフと一緒に、うっすら歪ませたエレキが入っています。
そして、アコースティックギターが、パートパートで、コードストローク気味に入っている様に聞こえます。
驚くのはビリーの、歌詞の当てはめ方、と言うんでしょうか。
中盤サビの「ララララ・ララララー・・・・」とか、ラテン系の笛も入って、もうしびれます。ホントによく練られた音作りというか、ベースとドラムが隙も無く、すっきり聞こえます。 これは、今聞いても、ときめきます。
これはCMソングだった「オネスティ」狙いで、購入しましたが、良曲「マイライフ」もありました。
そして、「ロサリンダの瞳」から「自由への半マイル」自分が一番好きな曲です。
歌詞も、日常生活、家庭生活の、ウンザリを、どうにかしようぜ!
オマワリが来たら、ワインを隠し、女や他愛もない話を喋る・・・。
もう最高です。
行った事は、当然無いけど、ニューヨーク52番街の、アパートの前の階段に、リトルジョーと一緒に座っている姿が、浮かびます。
そして「グラスハウス」
ロックンロールを前面に出した!が、このレコードの「ウリ」だったと思います。
「レイナ」「ロング・ナイト」「チャンスにかけろ」が、私はいいと思います。
特に「チャンス~」は、ダイアンさんという女性の周りで、距離をはかりながらいる自分。終いには、一晩中テレビ点けっ放しになってしまう位に、自分と相手の立ち位置や、色んな事を計りかねている。
なんだか、難しい内容ですが、節回しや、感覚的なものなんですが、アルバム中で好きな曲です。
「ナイロン カーテン」
調べると、この時期、ビリー自身にツライ事があった様で、作風がガラッと変わった気がしました。
買って聴いた私も、驚きました。全編、沈んでけだるい感じです。
最後まで聴けるのは「アレンタウン」ぐらいでしょうか。
本当に、あまり聞いていないアルバムです。
この頃、MTVでお金をかけて、プロモビデオを撮影するのが流行りましたが「プレッシャー」も凝った作りで、ビリーが白いマットか何かに、沼に飲まれる様に沈下して消える、というシーンを憶えています。
それと同時に、うつ病だと発表されたと思います。
その後、「イノセントマン」で、またキャッチ-な曲に戻り
「アップタウンガール」のプロモビデオで、私は、初めてブレイクダンスを見ました。
ほか、自分が結局最近まで聴く事が出来なかった曲が「james」です。
インターネット環境が整った3年前に、やっと、聴く事が出来ました。
これまた、非常に抒情的なメロディです。
物悲しいしっとりとした感じ。
アルバム「ニューヨーク物語」の、ジャケット写真、中央奥にいる本を持った人がjamesでしょうか。
ちょっと前に、youtubeでビリーを検索している時に、各曲のデモ版を発見しました。そんなに、変わりは無い気もしますが、かなり多めにデモバージョンが、ボロボロ出てくるので、一回見てみるのも面白いと思います。
ビリーは、今年で66歳。
思い切り頭が薄くなってしまって、声も少し低く感じますが、ライブ映像は全く衰えて無い様に見えました。
中学生の頃、二階の自分の部屋で聴いていた、ビリー・ジョエル。音楽と共に、当時は気が付かなかったけれど、満ち足りた、幸せだった、記憶がよみがえります。
多分、あの時の様に、あんなに幸せになる事は、もう無い。これからツライ事ばかりだろう、と思います。
ですが、いつか郷愁を味わう「余裕」が出来ればいいな、と思います。その「余裕」が作れる事が、幸せなんだろうと。
それでは、次の半マイル先の自由まで!