我慢なので。懐古中年、Goes on!

無職を続ける、好き嫌いの激しい中年が、80’sアニメ、音楽、映画等、趣味を懐古しながら、日々の生活を節約し、我慢を続けて行くブログ。

「イングヴェイ・マルムスティーン入門編」です。

 みなさん、こんにちわ。水の心です。

今日は、ギター・ゴッド「イングヴェイ・マルムスティーン」さんの話です。

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 私は20代後半になり、初めて「ヘヴィ・メタル」というジャンルを聴きました。

「メタル」と言えば、夏でも革ジャンで、髪は長く伸ばし、ピチピチ黒パンツの、漫画家「喜国雅彦」氏が描く自嘲的な「ヘビメタ」位しか知りませんでした。

 

 しかも私は、レッド・ツエッペリン、レインボウ、ディープパープル、ブラックサバス、オジー・オズボーン、マイケルシェンカーグループ、アイアンメイデン等、高校生の頃に、みんな通過するであろう、ハードロックの名曲を全く聴いたことがありませんでした。

当時は、全くその「道」が見えていなかった、という事なんですが、やはり知識が無いという事は、人間を狭くします。

どんなことでも、薄く広く知っておいた方が、人生をより深く楽しめます。

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 そこで、初めて買ったのが「イングヴェイ」さんの

「オデッセイ」と

「コレクション」というベスト盤でした。

 これらは、一番最初に聴いて「えらいナルシストな曲だな~」という印象を持ちました。なんだか、美形で髪の毛伸ばしてるし。

 

 しかし「オデッセイ」でいうと、

Deja Vu」のクラッシック風味なリフ、途中のジミヘン風のギター、

「Riot in the Dungeons」( 地下牢で大騒ぎ)等独特の曲風、

ボーカルも声が伸びて、表現力があり、色気があります。

(この時はまだ「ジョー・リン・ターナー」氏が、有名ロックヴォーカリストだとは知りませんでした)

 やたらと耳に残るキャッチ-な曲ばかりで、アメリカで大ヒットしたのも納得です。

 

 それから、次に購入したのが

「マグナム・オーパス」「セブン・サイン」のアルバムです。

特に「マグナム~」は「音が明瞭で」

(これはイングヴェイさんのアルバムでは重要ポイントです)

ヴォーカルの「マイク・ヴェセーラ」氏のハイトーンヴォイスが冴え

「Vengeance」「Fire in the sky」等は、

私の大好きな短調でハイスピードな曲です。他のインスト曲も美しくまとまり、とどめにギターアレンジのフルート協奏曲「ごしきひわ」が流れます。 

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 「なんて、クラッシック風味溢れるロックなんだ!」

初期の「マーチングアウト」「トリロジー」は、北欧風のクセが強くて、どうしても馴染めない所があるのですが、この「マグナム~」は、非常に聴きやすく作られていて、一時期はこればかり聴いていました。

  当時の愛車アルトワークスの後ろに積んだウーハーで、ドコドコ鳴らしながら国道を走りました。

 

 当時も、仕事がうまく行かず、貧しかったのですが、その時だけは気分も最高です。メタルは、こういう時に聴くと、非常にスカッとします。

今も、たまに国道で、やたら妙チキリンなギターソロの曲を大音量で流している車があれば、それは「ワタシ」です。

 

 「イングヴェイは、私が唯一聴けるハードロックだ!」

という事で、アルバムを集めたり、古本屋に走り、記事が載っているメタル専門誌「BURRN!」を集めたりしました。

現在アルバムは24枚を数え、イングヴェイさんの人となりもわかり、更に派生して、元ネタの古典派バッハを聴いてみたり、レインボウなど古いハードロックを聴いたり、王様も聴いたりする様になりました。

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 イングヴェイさんは、その実力からスウェーデンから20歳で米レコード会社から招聘され、その超早弾きは、向かうところ敵なし。

そして一世を風靡したスタイルは、沢山の追従者を生み出し、その独学で身に付けた、クラッシックとロックの融合は、ネオクラシカルロックという一つのジャンルを生み出した。

 

 と伝説のギタリストなのですが、プライベートも型破りです。

来日したホテルの食堂で、ステーキの焼き方が気に入らず、これを投げつけ、

夫婦喧嘩をして警察に連行され、

プログレッシブメタルの「ドリームシアター」の楽屋に行き、食べ物を食べまくって去り、フェラーリをコレクションする。

 暴言放言も有名で、

「正確には伯爵だ」発言や、

飛んでる飛行機の中で、注意した乗客に罵声を浴びせ、

他のギタリストに挑戦的な言葉を吐くなど、

問題児がそのまま大きくなった感じです。

 

 これも定番なのですが、一時期極度に肥満し、若くスマートな1980年代と2000年代の変貌ぶりはまるで別人になりました。

それが良いのか悪いのか有名になり、2ちゃんねる等で、いつもブヒブヒ言わされてるキャラになりました。

 

  ちょっと前には、エイプリルさんと結婚し、息子アントニオ君も誕生成長し、本人は体調管理をしているのか、一時期に比べ、スッキリした感じです。

ですが、あのモミアゲは、新日の橋本真也選手ぽいので、いかがかな?と密かに思っています。

 

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 そして深く知る事によってショックだった事は、1987年の自動車事故により演奏スタイルが変わってしまったと言われる事です。

私が、ギターをつつくきっかけとなったのが、イングヴェイさんなのですが、最近、米国巨大動画掲示板で

Yngwie Malmsteen - Trilogy Tour Live In Legend Valley Ohio 86'」

というライブ映像を発見しました。もうこれはマネするとか、コピーするとか言うレベルじゃありませんでした。

 CDより、ライブの即興演奏(インプロビゼーション)の方が素晴らしいと言われる 彼ですが、事故前の凄まじいプレイを見る事が出来ます。

舞台上での一発なのに完成度が違います。

あまりの逸材は早逝しやすいと聞きますが、もしかするとそれだったのかもしれません。

 

 そして最近の映像では、こじんまりしたバンドを組んで、小さい規模のライブに出て、頑張っている所を見ました。(セットリストは相変わらずなのですが)

ファンとしては、また、いつかの様に、Voマーク・ボールズ氏、Ds,Keyヨハンセン兄弟(かなり難しそうですが)と組んで、ネオクラ回帰大ヒット曲を作って欲しい、と切望しています。

 

(ジャヤパメタ紹介!こちらの記事もどうぞ!お勧めのメタルバンド「Concerto Moon コンチェルトムーン」です。 - 我慢なので。懐古中年、Goes on!

 それでは、また次の更新まで!