読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

我慢なので。懐古中年、Goes on!

無職を続ける、好き嫌いの激しい中年が、80’sアニメ、音楽、映画等、趣味を懐古しながら、日々の生活を節約し、我慢を続けて行くブログ。

「桜玉吉著、なぁゲームをやろうじゃないか!!」です。

 みなさん、こんにちわ。水の心です。

今日は「桜玉吉著、なぁゲームをやろうじゃないか!!」です。

f:id:mizuno_cocoro:20150911143656j:plain

 これは、2000年に講談社から出た漫画本で、もちろん作者は「桜玉吉」氏です。

 

 玉吉氏の漫画との出会いは、学生だった頃、

ちょこちょこファミコン通信を買っていて、その中に連載されていたのを見ていて、それで気に入って玉吉氏の単行本を買い始めたのだと思います。

 その「しあわあせのかたち」から始まり「しあわせのそねみ」から、俄然面白さに火が付きました。

現在、手元に残っているのは「防衛漫玉」「玉吉のかたち」「幽玄漫玉」

「なぁゲームを~」です。

 

  同時期に、パソコンは無いのに「ログイン」なども買っていたりしました。

パソコンの知識は無くても、やたらライターの記事が面白かったり、企画が面白そうだったり、発売ソフトの広告を眺めているだけでも楽しい雰囲気がありました。

 

 (当時、高くて買えなかったのですが、NECのPC98というパソコンがあり、

ファミコンから乗り換える友人もいました。

その98用のゲームソフトは、自衛隊が1945年のドイツにタイムスリップしたら?

とか、北海道にソ連が上陸したら?とか、シミュレーションゲームも含めて色んな種類の面白そうなソフトが出ていた様に思います)

 

 それまで、玉吉氏のカラフルで可愛らしいキャラクターだった「しあわせ~」の作風が、ガラッと変わったのが「しあわせのそねみ」の回です。

旅行に出かけた、玉吉氏と編集者達一行の旅の出来事を、

写実風味で、人間臭く、嫌味っぽく物事を捉える様な画風でした。

 「つるピカハゲ丸くん」に、いきなり「子連れ狼」の「拝一刀」が現れた様なものです。

 

 あの作風の転換には驚いたのですが、やはり玉吉氏の引き出しの多さと、

描写力、表現力が深い事に感心しました。

下手に見える絵も、センスがあり計算されています。

 

 そして表題の「なぁゲームを~」ですが、これは1999年~2001年の家庭用

ゲームソフトのレビュー漫画です。

レビュー漫画なのですが、毎回そのソフトをクリアして、醍醐味を伝える漫画を描く時間など無いので、

 ソフトの「題名」を、玉吉氏独特のギャグセンスで「ダジャレに分解」し、

それに従って取材、漫画に仕上げていく、というものです。

 

 ゲームはせずに、なんとかしてレビュー漫画をあげる苦肉の策というか、

知恵というか、よく考えたなぁと思うのですが、

それでもちゃんと単行本が2冊も出るんだから、さすがプロだ、と思います。

 

 その例として、私も持っている「Panzer Front」という名作戦車ゲームですが、

「パンツアフロ」と分解し、アシスタント君がブリーフ一丁でアフロのかつらをかぶっているという絵から、漫画がスタートします。

 

 そして、単行本2巻の後半では、悪ノリ脱線も極まって、コスプレして街に出て写真撮影したものを、漫画に組み込んだりという、非常に楽しいノリで漫画を作っています。

 

 そして、いつも私の頭をよぎる謎の言葉「うずら農家MEN」

このMENのところは「メーン」と伸ばさなければなりません。

頻度は少ないのですが、たまに口からポロッと、または、

頭の中をこの言葉がよぎります。

「ウズラ ノウカ メーン!」

 

 第2巻20話、埼玉県大黒郡川本町の巻で、ゲームソフト「ムジュラの仮面

をダジャレ分解したのが、上記の言葉です。

 

 その「うずら農家」の取材の為に、埼玉県大黒郡川本町まで走ります。

探索の結果、既に1年前「うずら農家」は廃業していた、というとてもいいオチで

8ページの漫画が終わります。

このような具合に、玉吉氏は各所に走り、惜しげもなくギャグを飛ばします。

 

 今読んでも面白く、完成された「随筆」ジャンルの漫画なのだと思いました。

  TVアニメになったりとか、国民的な漫画作品になるのとは方向が違うのですが、玉吉氏には根強いファンがたくさんおり、近況を心配するような書き込みが多くみられます。

 

 玉吉氏の漫画で、うつ病の事をビジュアル的に知り、なんか凄い世界があるな、と思っていたら、しばらくして社会一般でも鬱々言い始め、

あっという間に、うつ病という病気の社会的認知度が、

増えて行った様に思います。

 

 雑誌「クイックジャパン」の「鴨川つばめ」氏の特集で、ギャグマンガ家は、

作家生命が短い、というのがありましたが、スタイルなのか、虚構なのか、

本当だったとしたら、エラく大変で、作品の為に壊れていくのもツラいな、

と思います。

 

 私は、伊豆の別荘というか本宅を買ったところまでは、記憶にあるんですが、

それから私の状況の方が、忙しくなってしまったので、

玉吉氏と仲間たちの動静を伺う事が出来なかったのですが、

調べてみると、バブル期からぐんぐん面白くなっていった、かつての編集者や、

友人達はいろいろ状況が変わってしまった様で、

表には出なくなった人もいたり、

20年経つとみんな変わってしまうんだなぁと思います。

 

そんななか、2014年「ラブラブROUTE21(トゥエニーワン)」が、

末満健一監督と劇団Patchにより短編映画として実写化されていたそうで、

また、この2015年9月、再上映会が行われる様で、

 「そんなものが作られていたのか?」と思いながらも、

みなさん元気でやられているんだな~と思いました。

 

 なにやら玉吉氏は、未確認動物UMAの様な感じで、たまに話題や2ちゃんでスレが出来て、また、見失って、埋もれていってしまうのですが、なるだけ身体を壊さない様に長く頑張ってもらいたいなと思っています。

それでは、次の更新まで!