我慢なので。懐古中年、Goes on!

無職を続ける、好き嫌いの激しい中年が、80’sアニメ、音楽、映画等、趣味を懐古しながら、日々の生活を節約し、我慢を続けて行くブログ。

「これがUFOだ!空飛ぶ円盤」です。

 みなさん、こんにちわ。水の心です。

今日は「これがUFOだ!空飛ぶ円盤」です。

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1975年3月21日封切の東映まんが祭りの作品で、16分の短編アニメ映画です。

 

 1975年といえば、

きのこの山」が新発売

シクラメンのかほり」がヒット

タワーリング・インフェルノ」が公開

「グレンダイザー」が始まる、といった年でした。

 

 東映まんが祭りは、なかなか人気があり、子供達が沢山見に来ており、

座席に座れない子供たちは、劇場の舞台に座ってスクリーンを見る状況だった、

と思います。

 

 同時上映は「グレートマジンガーVSゲッターロボ」「仮面ライダーアマゾン」「がんばれ!!ロボコン」「魔女っ子メグちゃん」です。

全てを見ると、結構長い時間になると思うのですが、

何かを飛ばして途中で帰ったのか?と思います。

 

 グレートマジンガーなど、ストーリーや場面などを、

思いっ切り忘れてしまっているのですが、

この「これがUFOだ!!~」は断片的にですが憶えており、

かなりのインパクトを当時の私に与えたのだ、と思います。

 

 この「これがUFOだ!!~」の内容は、

マンテル大尉事件、

ケネス・アーノルド事件、

UFO写真、図解等、

ヒル夫妻誘拐事件、

大戦中のフー・ファイター、

オハイオ州陸軍ヘリ遭遇事件を紹介しています。

 

 監修、資料提供は、南山宏氏。

南山氏は、SF同人誌「宇宙塵」の初期メンバーで、

1961年その縁で早川書房に入社。

SFマガジンの2代目編集長となり、1970年にハヤカワSF文庫を創立。

SFをエンターテイメント方向に向け、口絵、挿絵で「生頼範義」氏「石森章太郎」氏「松本零士」氏を積極的に起用。

後のSFブームの先鞭をつけた、とあります。

 

 その後1974年に早川書房を退社、1979年創刊からムーの顧問だそうです。

そして、その著作をみると、ドンピシャで私の好みにぴったりです。

 翻訳書を見れば「アビス」「Xファイル」「地球が静止した日」などがあり、

英語にも堪能である方なのがわかります。

 

 基本的に科学知識があり、さらに超自然現象にも、明るいとあれば、

かなりの説得力を持った著書の内容になると思います。

 

 また、作監は「冨永貞義」氏で

アパッチ野球軍」「メグちゃん」「一休さん」などの作画を担当し、

劇場版ドラえもん作画監督をされています。

本作では、劇画タッチの作風で、一味違う説得力が出ているように思えます。

 

 公開から40年経ち、UFO情報も公開され、研究の方も進んでいると思うので、

今回は、上記の事件を調べてみることにしました。

 

まずは、1948年ケンタッキー州のマンテル大尉事件。

未確認飛行物体を追跡する、空軍のマンテル大尉が、追跡途中で連絡が途切れ、

墜落死亡した事件で、UFOに撃墜されたのではないかと噂された事件です。

 

 その真相は、UFOとされた物体は、海軍が秘密に開発した、

高高度観測気球のスカイフック気球で、これを追跡した大尉は、

酸素マスク無しで高空に上昇したため、低酸素症になり失神、

墜落してしまったというのが真相だそうです。

 

 その後、海軍から空軍へのスカイフック気球の情報の連絡は1年もかかり、

情報が共有されなかった事と、空軍機の運用方法に問題があった事がわかります。

 

 1947年ワシントン州で起きたケネス・アーノルド事件。

自家用飛行機を操縦していた時に、マッハ2超という高速を無音で飛ぶ、

9個のUFOを発見した事件で、他の目撃者も多く、記者会見も行われ、

6日後には、ときのFBI長官がUFO目撃の調査プロジェクトを立ち上げるなど、

かなり信ぴょう性の高いクラシックなUFO目撃事件だそうです。

 

 1961年のヒル夫妻誘拐事件。

夜間、車で帰宅中に、UFOに遭遇誘拐され、人体実験された、という事件です。

 帰宅後、消されたはずの記憶が断片的に残っており、

また夢の中で、記憶が鮮明に蘇り始め、空軍にも報告。

精神分析、逆行催眠による分析を行ったが、

医師の結果は、どれも、夫妻の納得いくものでは無かった。

その後の報道により、夫妻の事件は有名になったというものです。

 

 多くの人が、この事件を分析していますが、

その逆行催眠による記憶で、2人の記憶に共通の連動性がみられ、

そこが説明できず、無理な分析をするよりは、

あった事をそのまま理解したほうがいいのではないか?としか言いようが無い様な、不思議で有名な事件のようです。

 

 1973年10月18日のオハイオ州陸軍ヘリのUFO遭遇事件。

UFOに遭遇したヘリが、緑の光線で包まれ、同乗者4人全員が目撃。

地上からも緑の光線を目撃されており、その後、TVのインタビュー番組も作られ、かなり信ぴょう性の高い事件だとされています。

 

そして 

「地球に興味と関心を持った彼らが、今、もし君の目の前に現れたらどうする?」という言葉で締めくくられ、この映画は終わります。

 

 上記の事件の詳細を見てもわかる様に、かなり興味深い実話を題材にして、

構成されており、当時最新の研究に裏打ちされた、描き方をしています。

 また、当時のUFOに対する見方、感じ方というのも表れていて、大変味わい深く面白いと思います。

 

 お金と心に余裕がある方は、是非ともこの映画を観られるといいと思います。

また私の裏ブログでも、UFOに関して記事を組んでいますので、興味のある方は、調べてみて下さい。

 それでは、また次の更新まで!