我慢なので。懐古中年、Goes on!

無職を続ける、好き嫌いの激しい中年が、80’sアニメ、音楽、映画等、趣味を懐古しながら、日々の生活を節約し、我慢を続けて行くブログ。

「お風呂ブーツの修理」です。

 みなさん、こんにちわ。水の心です。

今日は「お風呂ブーツの修理」です。

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 突然ですが、我が家の風呂は、ユニットバスです。

窓はあるのですが、ハメ殺しの為、換気扇での換気です。そんなわけで雨天が続くと、いろいろとカビてきます。

 

 一度、風呂を使うと、全てをタオルで拭わなければ、いつまでたっても水分は乾燥しません。

なのでいつも風呂に入った後には、浴槽の掃除と、洗い場の拭き掃除が待っています。結構な手間ですが、ほぼ毎日の仕事です。

 

 若い時の風呂掃除は、裸足でもヘッチャラだったのですが、冬場の水道水は冷たいし、夏は夏で、足を濡らすと、いつまでも湿って厄介です。

 

そこで、初めて100均ダ〇ソーで「お風呂ブーツ」を購入してみました。

「足が濡れないし、冷たくない!」

 

 その日から、お風呂ブーツを履いての風呂掃除になりました。

「コリャいいわ!」

そのダサい形状から馬鹿にしていましたが、たいそう快適、ヒデキ感激です。

 

 しかし、購入から4カ月後、ブーツの中が湿気てきました。

爪先がジットリしています。

それから2~3日経ち、気が付きました。

 

「裂けて穴が開いている!」

 

 ブーツの材質は、薄いながらもPVC樹脂(ポリ塩化ビニル)です。

この樹脂は、耐水・耐酸・耐アルカリ・耐溶剤・難燃・電気絶縁性の非常に優秀な素材で、

しかも材料として価格が安く、生産品としては

衣類、壁紙、バッグ、インテリア縄跳び用などのロープ、電線被覆(絶縁材)、防虫網(網戸など)、包装材料、水道パイプ、建築材料、農業用資材(農ビ)等があるそうです。

 

 最近では自動車用アンダーコート材(防塵、防振、防音として車外フロア下側に吹き付ける)に使用されている様です。

 

かなり安価で万能な素材の様です。

 

 現在、我が家で使われているPVC樹脂製品が、エアマットレスです。

キャンプ用品の空気を入れて膨らませるアレです。

それで毎日寝ているのですが、経年劣化で破れる事があり、その修理をするのですが、このPVC樹脂は、接着剤がほぼ効かない。

効く物もありはするのですが、あまり効きが良くない。

 

検討した結果、現在、私が使っている接着剤は「セメダインスーパーXワイド」です。これならば、ある程度接着出来ます。

結局、PVC樹脂製品は、修理補修がかなり難しいそうです。

 

 なのですが、まずは「お風呂ブーツ」の修理をしてみる事にしました。

 

 1回目は「ブチルゴムテープ」を、ブーツの内側から、劣化して裂けている部分に貼ってみました。自己融着する黒い粘土の様なゴムテープです。

 

「イケテル、イケテル!」

しかし、ブーツを履いていると接着面は柔軟に動いてしまい、隙間が発生します。

翌日、ジワジワ染みてきました。

 

「ダミだコリャ!次行ってみよう!」

 

 次は「グルーガン」です。

これは待望の秘密兵器で、わざわざこの為に、100均で購入しました。

これなら、熱で溶かした可塑性樹脂で、塞ぐ事が出来るはずだ!

 

翌日、染みてきました。

「次行ってみよう!」

 

 次は「銀テープだ!」

ご存じ銀テープは、アルミ箔に糊が付いたもので、水回り等で、防水や、修繕に使うものです。

 

「どうだーッ!」

「染みてきたーッ!」

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 高価な高性能セメダイン接着剤を使用するのは、お財布的に厳しいので、安価で完全な修理法を試行錯誤しましたが、結局無理、不可能でした。

 

 結局、翌日イ〇ンの雑貨フロアで「お風呂ブーツ」を購入。

確か600円近くしました。しかし、さすがに100均とは違う!

「厚み」が違うし「柔らかさ」も違う!

柔らかいという事は、曲げに強く、折りシワからの裂けに強い、という事です。

 

 それから私の風呂掃除は、快適なものになりました。

何でも、道具が必要です。

たまにハイターなどの台所用漂白剤を使いながら、カビを取っています。

 

しかし、換気扇を付けていても「次亜塩素酸」の匂いで、鼻がバカになったりしますが、足元は、ブーツのおかげで、酸に侵される事はありません。

 

 半年以上たった先々週。

「染みてきたーッ!」

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600円以上もしたものが、劣化により破けてしまい、またもや水が浸入してきました。

 

 こうなったら仕方ない。

裂けた箇所を、半田ゴテで溶かして「溶着」するしかない。

なかなか冴えています。

 

「熱で穴が広がったーッ!」

樹脂を溶かすと、穴が大きく開きました。

熱で樹脂が縮み、薄いので穴が簡単に開きます。ブーツは芸術的なほど薄く製造されています。

 

 こうなったら、同素材を張り付けるしかない!

ブーツの上部部分をカットし、そのパーツを半田ゴテで、穴の開いたところに上から張り付けることにしました。

 

完成しました。

 

かなり、形はブサイクですが成功しました。

試しに水をブーツに満たしても漏れません。

ついでに、内側から汎用の安接着剤を流し込んでおきました。

 

 翌々日。

「染みてきたーッ!」

 

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 Amaz〇n通販を「お風呂ブーツ」で調べたところ、ほぼ同一の形のものが販売中。

しかしサイズ、形、女性用中心で、耐久性の心配もあり、あまり惹かれる物がありません。

 

 市場はあるのですが、商品展開が少ない。

例えば、その厚みを増やして耐久性を上げ、サイズも揃え、オシャレなカラーとデザインにすれば

「新型お風呂ブーツ」として結構売れる!と思います。

開発、生産、発売は、早い者勝ちでございますよ?

 

 結局、耐久性を重要視した結果、急浮上したのが「長靴」です。

衛生的なゴム白長靴や、安価で軽い発泡EVA製の物など、多くの種類があります。

通販の時間がもったいないので、ホムセンに走り購入。

ガーデニング用の、あまり丈の長くない防水シューズで、柔らかく、軽いものです。

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価格は2000円超。

一番安いもので、それでした。

余裕はない私ですが、600円の風呂場ブーツを半年に一回買い換えるとしても、4回買い換えれば、元が取れます。

修理の時間や手間を考えると、早く長靴にしておけば良かったと思います。

 

 現在、風呂場掃除の足元にお困りの方がいれば、長靴が良いかな?と思います。これでほぼ、半永久的に足元が濡れなくてすみます。

という、長靴に到達するまで2年以上かかった、お話なのでした。

それでは、次の更新まで!