「同人原稿」発掘です。
みなさん、こんばんわ。
おとつい書いて、推敲していた、一回目の記事を送信し、続いて今日の記事を書く事にしてみました。
早速始まった、水の心ブログ。
「なんだ、このアイキャッチ画像というものは?」
始めたのはいいが、ブログ機能の細かい所は、全くわかりません。
「そうだ、画像が要るなら、イラストを描いてみるのも、いいのではないか?」
そこで、押し入れから、画用紙でも無いかどうか、段ボールを開けて確認していたところ、漫画原稿が出てきた。
「これは非常にマズいんではないか?」
人生40年も生きると、色々マズイものが出てきます。
私は、約20年前の同人関係のアレコレです。
昔、趣味でデッサンやら写真の模写を描いてましたが、何回か、仲間内で同人誌を作り、その後、声をかけられたインディーズの出版社に、参加したのでした。
今は知りませんが、当時コミケで、そこそこ売れたり、評判になった作家は、簡単にデビューする事が、出来ました。
「オイオイ!こりゃ凄いぞ!」今でも思い出される高揚感です。
確かに、数回同人誌を作っただけで、漫画家デビューとは、正直驚きました。
・・・・しかし、何でも、やってみないとわかりません。
隔月16ページの、商業漫画は、最初は気合いが入っていましたが、後半は、かなりキツイものでした。
ストーリーは単発で、毎回練らなければならない。
更に、作画の技術、漫画の表現、効果方法も高くないと、自分が面白くないし、まず漫画になりませんでした。
結局、複数巻参加し、ネタ切れ。
地元の同人活動も、空中分解、自然消滅。
私自身、それから原稿用紙に向かう事は無くなりました。
「これは非常にマズいんではないか?」
私既に、40代。
非正規~無職時代は長く、軽く5年は、健康診断など受けた事は無い。
このまま、原稿を残置しておいて、ポックリI'm dead.の場合、遺品整理の際、かなり愉快な状況になる可能性がある。
また新聞紙と一緒に、資源ゴミとして、隠ぺいするが、まるのまま出した場合、何かの偶然で、中身がぶちまけられてしまったら?
ゴミ出し場は、駅に向かっていく、人通りの多い歩道上です。
これは、かなりの重圧です。
そうだシュレッダーだ!
実は3年前に、こんな時の為に、購入したのです。
が、購入して初日、同人誌の破断作業開始15分で故障。それきり購入はしていません。
ちなみに、現在では、手回し式のシュレッダーさえも、購入する余裕はありません。
結局、確実なのは、人間なんです。人間の力。人力!
そこで、家で一番良く切れる、調理ばさみを用意し、片っ端から、切り刻んでいくことにしました。
B5からA4原稿、セリフ、コマ割りだけの下書き。原稿にはトーンも、写植もバリバリに貼ってあります。
切断作業中は、「なんで全部B5サイズで、原稿描かなかったかなー?」と後悔しながら、切り刻んでいきました。
切りながら、少し目に入った生原稿は、自分が思っていたより、しっかり描かれていました。
大体において、つまらないストーリーだったのですが、今自分が見て、面白い「漫画」があった事。
未熟なりに、その時、頑張っていたのが、20年経って客観的にわかりました。
さて人力シュレッダーに、かかった時間は15時間。
役場指定の透明の、ゴミ袋の中には、ちらちら写植が舞いながら、細かく切っていても、Gペンで描かれた描線がわかりました。
「しかし、Take it easy.わかりゃしねえです」という事にしました。
今も、酷使した、右手首は痛みますが、成功です。やりました。
20年前の過去を成仏昇天させることに成功しました。
自分の子供の失敗を、片付ける気持ちで、頑張りました。大人です。
ブログを始める事で、止まっていた時間が動き始めた様です。
「アイキャッチ画像」は、また次回への課題にしておこうと思います。
一日一回書いて行く事を目標に、また明日。