劇場版長編アニメ うる星やつら☆オンリーユー☆同時上映、出てきました。
こんにちは。水の心です。
その昔、中学生の頃、友人に借りた、「うる星やつら」の単行本が面白く、そこから高校生位まで、テレビ、コミック、映画と楽しんで観ていました。
ファンクラブに入ったり、コンサートに行ってみたり、レコードやグッズを買ったり、幅広い、オタクの原点が、そこにあるのだと思います。
前々回のブログで、押し入れの中に、眠っていた原稿。
とありますが、その他の包みの中に、やはりありました。切り抜きや、グッズ、当時のものが。
当時、アニメ化放送の際、地元のローカルテレビ局の、営業用のポスタープレゼントがあり、応募当選。それをもらう事が出来ました。
既にポスターの現物は、捨ててしまったので、絵柄すらも記憶には無いのですが、当選通知が残っていました。
昭和56年12月4日、「ルビーの指輪」や「レイダース/失われた聖櫃」と同年です。
初期うる星やつらのアニメグッズは、文房具が中心だった様な気がします。当然フィギュアなどはありませんでした。
商品ターゲットは、子供、学生がメイン。
商品にプリントされたイラストは、セル画自体を撮影した様なものや、設定集からのもの。キャラデザイナー高田明美氏の、書下ろしのアニメ絵。
という感じだったと思います。
しばらくして、高橋留美子氏の原作絵が、出回る様になった気がします。
当時ノートや下敷きを、使おうと思い、アニメショップで、購入していたのですが、なかなか、そのデザインでは、学校でも使う気になれず、結局、2015年になって、日の目を見る事になりました。
もったいないとは言え、40代で、これらを外で、公式に、文房具として使うのも、かなりの勇気がいると思います。表現方法に苦しむ、時空を超えた、チャレンジです。
懐かしい資料として、スタジオピエロか、プロダクションI.Gに送付すればオモロイかな?と思ったりします。
下敷きの裏面ですが、画風はモロに押井守氏風です。
全体にまとまりがあるので、設定を見て、高田明美さんが描かれた気がしますが、良くわかりません。
多分初期TVシリーズのシーンの中に、こういうシーンがあったような気がします。当時の価格250円ですが、キャラクター下敷きならこんなものかな?
TV版うる星やつらは、当時、風紀の乱れを指摘する声が、視聴する子供達の父兄から多くありました。
半裸のスペース少女と、軟派な男子高生の、痴情にまみれた会話は、一家団欒で視聴するのは、飛びすぎです。難があります。
ですが、総監督押井守氏の、独自の解釈による味付け、
またラブコメをメインにした、まったく新しいタイプのアニメ作品として、次第に完成していき、男女を問わず、人気が出ていったと思います。
当時、原作掲載の少年サンデーは、他少年誌に比べ、コメディー中心の様な、柔らかい印象を受けました。
1980年代前半の作品、ダッシュ勝平、グーグーガンモ、さすがの猿飛、六三四の剣、ふたり鷹などがアニメ化されました。物凄い勢いを持った時代です。
本編アニメ化の人気を受け、うる星やつらの劇場版は、製作公開され、当然、私も観に行きました。
多分、「オンリーユー」については、色々な方の私評があり、私も、いつかまた整理して、感想を述べたいので、さらりと流して感想を書きたいと、思います。
「エルのキャラが立っている」
「声優の榊原良子さんはいい」
「作品として、非常にまとまっている」
確か公開当時のキネ旬だったか?故伊丹十三監督は「甘いケーキ菓子の様な作品」と評され、押井監督はショックを受けた、とありました。
ですが映画としてみれば、非常に完成しているんではないか?と思います。
ちょっと脱線するのが、同時上映の相米慎二監督の「ションベン・ライダー」という作品です。
半券も出てきました。
押井氏曰く、この作品を観て「映画なら何やってもいいんだ」と思った。
と言わせるほどの作品です。
私もそう思います。しかし監督、やりすぎは困ります。
当時の私も、崇拝しているアニメ映画に、これをぶつけてくるとは!と異常な違和感を感じました。
追われる、追っていく?少年少女たち。さらわれる先生役の原日出子さん。銭湯での河合美智子さんのシーン。何やら、夜空に広がる花火大会のシーン。
キャストは、最近よく見る坂上忍さん、キョンキョンの元旦那、永瀬正敏さん、太陽にほえろのロッキー刑事、木之元亮さん、デスラー伊武雅刀さん、スカイライダー村上弘明さん、ピュンピュン丸財津一郎さん、ムスカ寺田農さん等々、かなりの名前が並んでいます。
今調べたところ、音楽で、その後の、ビューティフルドリーマーの星勝さんの名が!レコード会社のkittyがらみでしょうか。
撮影は「逆噴射家族」を撮られた方。
編集は、伊丹作品の「スィートホーム」の方でした。
公開当時、あまりの難解さに、腹立ちました。
その後、アナログ時代TVでも、一回放映されたと思います。色々不思議な作品が、同時上映でした。
現在、アマゾンの、DVD評価コメントを、期待して見ると、星4つの高評価で、長回し、異色作等々、興味深い言葉が書いてあります。2本立て映画を作る為の、添え物という意味の「プログラムピクチャー」という言葉がある事を、つい最近知ったのですが、未だに、同時上映の謎が解けません。
多分、死ぬまでに、もう一回位は、視聴する機会が来る、かも知れないので、その時を楽しみに、また我慢の日々を続けようと思います。
ハッ!あんまりオンリーユーの事を書いてない!とか思いつつ、
・・・それでは、みなさん次の更新まで、まただっちゃ!
(平野文voiceで)