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我慢なので。懐古中年、Goes on!

無職を続ける、好き嫌いの激しい中年が、80’sアニメ、音楽、映画等、趣味を懐古しながら、日々の生活を節約し、我慢を続けて行くブログ。

「松本零士の世界展」です。

日記

 みなさん、こんにちわ。水の心です。

今日は、私の人生で初、目の前で「松本零士」氏を見たよ、という話です。

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話は2013年まで遡るのですが、中学時代の友人K君が、いきなり自宅を訪ねて来ました。

もう中学卒業以来20数年ぶりの再会になります。K君はあまり変わっておらず、とても懐かしく驚きました。彼は、近くに引っ越してきたので、わざわざ挨拶がてら、顔を見せに来てくれたのでした。

 

 聞けばK君は、地元中堅会社の役付になっていました。働き盛りなので、時間的、生活的にかなり拘束されている様なのですが、大変やりがいのある仕事についている様でした。中学卒業後、高校大学就職と、彼の性格通り、地道ですが真面目に頑張ってきたようです。

  紆余曲折し、逆境に苦しんでいた私の心情を話したところ、非常に面喰ったようでした。しっかり普通に生きて行くというのは大変な事です。私の状況を見て大変驚いたろうと思います。

 

 2013年当時「宇宙戦艦ヤマト2199」が、満を持して放映されていました。

K君は、インターネットTVを契約しており、地上波より先行で2199の本編を見る事が出来るんだ、と招待してくれました。

新しく越してきたK君宅の玄関には、初代宇宙戦艦ヤマトの大型プラモデルが、ケースに入れられ飾ってありました。キレイに塗装もしてあり、聞けば作って仕上げてもらったとの事。

  中学の頃も、ミーハーな私は素早く「ガンダム」に流れてしまいましたが、K君は、初代ヤマト派で、レコードも持っており、今回お邪魔した際も、家人が捨てずにとっておいてくれたんだ、と見せてくれました。

 

 私は、集めていた「戦場まんがシリーズ全巻」「零士のメカゾーン2」「さらば宇宙戦艦ヤマトのパンフ」「ハードメタル」「PSゲームの宇宙戦艦ヤマト1、2」などを貸しました。ヤマトを好きなK君に読んで欲しかったからです。

 

 戦場まんがシリーズの「衝撃降下90度」は、私が小学生の頃に、初めて購入した漫画単行本です。背表紙を開くと昭和54年15刷発行 ¥320となっています。

一作一作、世界観を表すモノローグや詩が書かれ、味のあるメカニック描写、男と男の闘い、そして死。

戦争による死を描きながら、あまり批判を聞いたことが無い、稀有な作品だと思います。今でも戦場まんがと聞くと、小学生時代の懐かしさと、見たことは無いけれど強かった日本のレシプロ戦闘機のイメージが混ざって、よみがえります。

 

 それから、ちょっとして、私は新聞の広告欄を見つけました。

松本零士の世界展 in 三越

みると「松本零士氏のトークショー」と書いてあり、当日販売しているイラストを購入すると、松本氏のサインがもらえ、一緒に記念写真に写る権利が与えられる事がわかりました。

早速仕事中のK君にメールします。

「行ってみよう!」

仕事も忙しそうだし、どうかなと思ったのですが、K君も乗ってくれました。

 

以前聞いたところによると

地球へ…」の「竹宮恵子」氏のサイン会の時には、約3万円の画集購入でサインがもらえたという話を思い出しました。

余裕のあるK君ならば、購入した後松本氏のサインがもらえるかも知れない!

「さらばのパンフや戦場まんが持ってきた方が良かったかも知れんね!それにサインしてもらったら凄いよ!」

行きのK君の車内でわざわざ「さらば」のサントラをかけてもらいつつ、2人意気揚々現地へと向かいました。

 

 当日は午後3時位からだったと思うのですが、現地入りして、しばらく販売用展示物のイラストを眺めました。確か価格が最低でも30万からで、100万超えの物もあったかも知れません。

中年2人サインをもらう夢は吹き飛びました。一通り作品を見て、お互い苦笑いです。

 

 アナウンスが来た!遂に松本氏登場です。

「ウオー」拍手によって迎えられます。

小学生の頃買った「戦場まんが」の作者に合う事が出来ました。

元気そうな、おじいさんが現れました。

肩から掛けるバッグを椅子に掛けて座り、トークショーは始まりました。

 

 トークの詳細はすっかり忘れてしまったのですが、

アフリカでの話や(”復讐を埋めた山”の取材時だと思います)、

故郷九州で子供の頃に障子に落書きした話、泳ぎの話、体力自慢、

武士の家系である話、今日同級生が合いに来てくれた話、

戦艦大和のバルバスバウの特許取っとけばよかった話、

月のヘリウム3の話、民主党事業仕分けで、宇宙開発がストップしている話、

などを話され、御兄弟の話をされた時も、何やら凄い人脈があると思われました。

 

 松本氏は、2015年現在77歳ですが、当時もとても「シャン」としていて驚きました。戦争まんがの中の、負け戦でも戦い続ける、一徹なキャラクターから想像していた、「頑固」で「ハングリー」で「戦闘的」な氏を想像したのですが、

終始、常識のある落ち着いた話しぶりで、非常に紳士的なおじいさんでした。

 

 トークショーは終わり、なんとイラスト購入者のサイン会が始まりました。驚きました。既に購入者は、トークショーの時に、一番前の席で座る権利も持っていました。

サインをもらった、奥さんと小学生の娘の二人連れが、直後に私の前で立ち止まりました。ありがたい事に目の前で、書いてもらった色紙をバッチリ見る事が出来ました。奥さんは興奮して舞い上がっている様でした。

続々と購入者はサインと写真を撮ってもらっています。

 K君は、近くまで行き、こっそり氏の写真を撮った後、簡単なグッズを購入していました。私は、その余韻にしたりつつ、遠巻きにサインしている氏を見ていました。

 

 来場者は、みんな何かしら、松本氏に想いがある人だったと思います。私も、この年になって、まさか松本氏本人に合う事が出来るとは思いませんでした。

大変いい思い出になりました。

 

 「男なら負けるとわかっていても、やらねばならんときがあると、

子どものときからよく話していたのは、おれとおまえじゃなかったのか!?

今がそのときではないのか!?」

戦場まんがで、いつも出て来るフレーズです。

ここに「有終の美学」があります。

 私の人生も、いつか逆転大勝利をしてみたい!と思います。

 

 現在K君は公私ともに忙しく、私も状況は停滞しているので、積極的に連絡をしていませんが、いつかまた近況報告がしたいと思っています。

 

 <1978年。小学生の私に与えた衝撃とは?こちらの記事もどうぞ!>

cocoro-favorite.hatenablog.jp

それでは、また次の更新まで!